リッチメニューを使いこなす！
リッチメニューとは、LINEアカウントのトーク画面の下部に設置するメニューを指します。
この機能を上手く利用すれば、LINE公式アカウントのマーケティング活動の効果を大いに高めることができます。
ここでは、リッチメニューの主な機能、設定方法、そして使用例について詳しく説明します。
リッチメニューについて
リッチメニューは、LINEのトーク画面下部に出現するメニューのことです。
画面の多くを占めるため、目立ちやすく、タップ数の増加が見込めます。
ユーザーがリッチメニューに設置しているボタンを押すことで、自動的にテキストや画像を送ったり、クーポンの配布、外部サイトへ誘導したりすることができます。
リッチメニューは設置することで、友だち（LINE登録者）に効率的な情報発信が可能となります。
まだリッチメニューを設定していないアカウントは、設定してみましょう。
リッチメニューの活用方法
リッチメニューは具体的にどのように活用することができるのか、その詳細を見ていきましょう。
クーポンへの導線作り
リッチメニューは、あらかじめ設定しておいたクーポンを、ユーザーに表示することが可能です。LINE公式アカウントは何かしらのメリットを求めて登録しているケースが多いため、リッチメニューにクーポンを設置しておけば、視覚的な誘導が可能となり、クリック数は勿論のこと、来店へ繋げることも可能です。
ショップカードへの導線作り
ショップカードとは、LINEで設定できるデジタルポイントカードです。
リッチメニューにショップカードを設定しておくことで、友だちが楽にLINE内でポイントカードを管理することが可能です。
もちろん、設定していなくてもショップカードの確認はできますが、LINEを開いて「ホーム」→「サービス一覧からショップカードを押す」→「一覧から探す」という動作が入るため、リッチメニューに設置したほうが親切な設計で成果も出やすいでしょう。
リッチメニューの表示期間を決めることができる
リッチメニューは表示する期間を設定することができます。
通常営業時に使用するリッチメニューは設定しておき、「セール期間」や「イベント時」などは期間限定で表示させ、セールやイベントが終了後に通常営業用のリッチメニューに戻すといった設定が可能です。
これにより、特定の期間のみのプロモーションを顧客に届けることができます。
リッチメニューの設定手順
①リッチメニューの設定画面を開く
LINE公式アカウント管理画面のサイドバーから「リッチメニュー」を選択しましょう。
②作成を押しましょう。
③タイトルと表示の設定
タイトルと表示期間を設定しましょう。※タイトルはユーザーからは見えません。
今後、複数作成または設定する可能性があるので、ナンバリングなどの工夫をしましょう。
④テンプレート設定
テンプレートを押して、ボタン領域の設定をしましょう。
2023年6月23日現在は、テンプレート12パターンから選択が可能です。
配置したいボタンの数に合せて選択しましょう。
⑤画像のアップロード
リッチメニューに表示させる画像を設定しましょう。
リッチメニュー全体の画像を持っている場合は、「背景全体の画像をアップロード」を選択しましょう。
ボタン毎に画像を設定したい場合は「AREAごとに画像を作成」を選択しましょう。
⑥ボタンを押した時のアクションを設定
アクションは「リンク」「クーポン」「テキスト」「ショップカード」「設定をしない」の5項目から選択が可能です。
選択した後、各詳細設定が画面に表示されます。
リンク
設定したサイト（URL）に移行します。
クーポン
LINE公式アカウントで設定したクーポンを表示させます。
テキスト
テキストを自動で送信します。
ショップカード
LINE公式アカウントで設定したショップカードを表示させます。
⑦メニューバーテキストの設定
リッチメニューの下に表示するテキストの設定が可能です。
表示テキストを変更したい場合は「その他のテキスト」を選択して直接入力しましょう。
⑧メニューのデフォルト表示
トーク画面を開いた際にリッチメニューを表示するかしないかを選択できます。
基本は「表示する」を選択しておくことをオススメします。
設定が完了したら保存を押しましょう。
リッチメニューでの集客効果を上げるポイント
デザインにこだわる
トーク画面に大きく表示されるリッチメニューは、デザインの良し悪しでユーザーの行動や購買意欲に直接作用します。
リッチメニューを自力で作るのが難しい場合は、デザイナーに依頼したり、公式LINEアカウント運用のプロに相談すると良いでしょう。
属性に合ったキャンペーンを企画する
デザインも大切ですが、コンテンツも重要なポイントとなります。
配信対象に合ったキャンペーンを実施することで、ブランドへのポジティブなイメージの確立や、商品購入などに繋がります。
ユーザーの反応に合わせて改善する
リッチメニューは、Web広告などと同様にユーザーの反応に合せて改善を行う必要があります。
そのため、事前にリッチメニューを複数パターン用意して使い分けをしたり、成果が上がらない時はテンプレートやデザインを改善しましょう。
成果に繋がらないリッチメニューは、表示させ続けても効果は期待できない可能性が高いです。
PDCAを回して、自社に合ったリッチメニューを検討しましょう。
まとめ
この記事では、LINEのリッチメニューとその活用方法について解説しました。
リッチメニューは、公式アカウントのトーク画面下部に表示されるメニューで、ユーザーがメニュー内のボタンをタップすると、外部リンクへ誘導したり、あらかじめ設定されたメッセージを送信したりなど、さまざまなアクションを自動的に行うことができます。
リッチメニューの有無はトーク画面の印象に大きな影響を与えます。
まだこの機能を設定していないアカウントは、LINEのトーク画面をさらに魅力的にするために、ぜひリッチメニューを活用しましょう。
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